民話のふるさと遠野に根付いたブルーベリー
北緯39度に位置する岩手県遠野市。
なだらかな山々に囲まれた盆地にあるこの地域は、冷涼な北東北の中でも特に寒さが厳しく、風の強い冬がありす。
 そんな寒さの中、冬の家々では子ども達が囲炉裏の前でわら仕事を手伝い、手伝った「お駄賃」としてその家の年寄りが聞かせたものが「民話」となって伝承されました。

長い冬が終わると木々や草花が一斉に芽を出し、息吹香る春がやってきます
         人間の活動も「静」から「動」へ。
    遠野のエネルギーはこんなサイクルで作物を育てています。
 私たち「とおのブルーベリーファーム」は、この遠野で元々生まれ育った2件の農家が、民話のような御伽話を休耕田から始めてみたくなったのがきっかけで2002年に植栽を始めました。
 順調に生育したブルーベリーは2006年より本格的な収穫が始まり、大きい物は五百円玉ほどにもなる甘ずっぱい実は多くの皆様に喜ばれ、私たちの大きな励みとなりました。
おいしく安全は基本

 ブルーベリーは実を皮ごと食べます。だから農薬はできるだけ使いたくないものです。
 でも最近はマイマイガの幼虫が葉っぱや実を食べ荒らしてしまい、無農薬も難しくなってきました。なので必要最低限の薬を使い、あとは地道に手作業で害虫駆除してます(泣)

おいしいこと、そして生き物にとって安全であること、
それはごくあたりまえ基本的なことで、
そこから収量をどうするとかコストを減らすとかを努力します。
 ・・・だから、あんまり儲からないです(笑)
でも、農業は楽しい
 儲からない農業ですが、働く時間はフレックス(笑)だしお昼休みにビールも飲める(運転できなくなるけど)、何よりいつも女房の顔見ながら仕事ができるってのが最高なんです。だから、豊かに暮らせます。
 もう汗水たらして苦しむ農業よりも、もっと心豊かにできる農業を自分たちの見渡せる範囲だけ、何事も「やんべに」(いい加減に)が大事なんです。

遠野の美しい空気と水、大地の恵みと温かい遠野人が一粒一粒心を込めて育て上げたブルーベリーをぜひともご賞味下さい
 そして、あなたも民話の語り部になって下さい。

 むがすあったずもな、やんべに育てた実さ、いやんべな味付いてみんなさやんべとやったんだど。したっけばオラもやんべとみんなしてしゃべったど。どんどはれ。

(訳)むかし、あったとさ。適当に育てた実に、良い感じに味が付いて、みんなに食べてもらおうとあげたそうな。そしたら私もやりたいとみんなが言ったんだとさ。おしまい。

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